自己紹介
どうも、僕です。先日札幌初のオフラインイベントを開催したわけですが、「そもそもアンタ誰?」「オフイベ開く人ってどんな人なん?」「何だこのおっさん!」等いろんな感想があると思いますので、この場を借りて自己紹介させていただきます。
ていうかこれは紹介というより、自己分析のために記しておく。というのが正しいかもしれません。良い意味でも悪い意味でも僕と言う人間を知ってもらう、かつ、自分はどのように考えて生きているのかを整理するために書き下ろします。
さて、いきなり突拍子もない紹介となりますが、どうも僕は「ADHD」「自閉症スペクトラム」とかいう発達障害がある人間らしいです。 先日お医者さんから診断を受けて結果をいただきました。やったぜ。
ADHDって何だ?って方は下記のリンクが分かりやすいです。
https://adhd.co.jp/otona/shoujou/
多動性
・貧乏ゆすりなど、目的のない動き
・落ち着かない感じ
衝動性
・思ったことをすぐに口にしてしまう
・衝動買いをしてしまう
不注意
・仕事などでケアレスミスをする
・忘れ物、なくし物が多い
・時間管理が苦手
・仕事や作業を順序だてて行うことが苦手
はい、見事に全部当てはまっておりますw
自閉症スペクトラムって何ぞ?ってのは下記のリンクへどうぞ。
https://www.smilenavigator.jp/asd/abc/
・対人関係が苦手
・強いこだわりがある・視線が合わないか、合っても共感的でない
・表情が乏しい、または不自然
・名前を呼んでも振り向かない
・ひとりごとが多い、人の言ったことをオウム返しする
ん~何か近いものを感じるゾ。
自分自身ただのコミュ障のクズ野郎としか思ってませんでしたが、子供の頃から上記のページに書いてある感じの思い当たる節があり、今も人とうまくコミュニケーションが取れているような気はしないし、しっかりと計画を立てて遂行することはほとんどありません。
上記はあくまで症状として書かれているので、何か悪いイメージばかりで、「こんなヤツが主催とかしてんの?大丈夫?」とか思われそう。
けどこれって短所ばかりじゃなくて、長所にも成り得ることらしいよ。
多動性は行動的でアグレッシブといえます。また、不注意は視野の広さでもあり、 衝動性は瞬発力がある。 視野が広いということはいろんな発想が出来るということ、瞬発力があるということは迷わず決断することが出来るということです。
実はこの症状だと気づいたのは割と最近だったりします。たまたま仕事が暇だったので(笑)、ネットサーフィンしてて偶然こんな記事を見つけ、「おお、これワイやんけ!」と感じ、調べたものになります。
ある程度調べたところ、ADHDや自閉症スペクトラムは脳の障害であって、完全に治すのは無理。頑張れば改善なら出来るけどね。って感じらしいです。必要な手続きを踏めば、障碍者手帳も取得できるみたいですね。僕はめんどくさいからやってませんがw
周りの環境で理解が得られなかったり、尊厳を傷つけられたりして、「うつ」などの二次的な問題になる恐れもあるそうですが、幸い僕はそうならなかった。
前の職場では某ゲーム会社のサポートセンター的な業務をやっていましたが、不注意のせいでミスが続き、自分はダメなんだと思い込みながら過ごしていました。半ば諦めもあったんでしょうが、ダメだからヘコむというより、どうせダメなんだからテキトーでいいじゃろ的な感じで思考停止していたのが、不幸中の幸い?だったのかもしれません。
なんだかんだで5年くらい働いたけど何の成果も残せなくて、さすがにアカンやろってことで一念発起して昨年4月に今の職場へと転職してみました。今の職場ではこれから世に出す製品の検証を行うという業務内容で、ミスという概念がほぼなく、むしろミスすることで怪しい挙動を見つけることができることもため、自分にとっては好都合な職場です。
そうして仕事環境は改善されたものの、その職場には事あるごとに嫌味だの悪口だのを言う奴がいて本当に嫌な気分でした。例え自分への言葉じゃないと分かっていても、甲高い声で罵声を聞くと暗い気持ちになってしまうじゃないですか。せっかく心機一転頑張ろうという気持ちでいたのに、その陰湿な奴のせいで心身がズタボロになる。
何より嫌だったのは「あの歳でこれ出来ないの常識ないんじゃない?」というセリフ。人には出来不出来があるのを全く理解していない愚弄の仕方ですね。ましてやADHDや自閉症スペクトラムという発達障害を持つ人間にはとても嫌な言い回しです。けど幸いなことにそいつが今年の3月で辞職し、現在はとても平穏に過ごせています。おかげさまで心に余裕を持つことができました。
前の職場ではミスのせいで、去年までは陰湿な人間のせいで、下手すりゃ「うつ」になるような環境でしたが、今は心に余裕が出来たからこそ、自分自身を見つめ直すきっかけができたため、整理しておく意味でもここに記すこととしました。集中力がないのでそれでも文章がとっ散らかってますがw
オンラインでのイベントは何度か主催したことはありますが、人と人とが触れ合うオフラインでのイベントは初めてなので当然不安はありましたが、やったら絶対に楽しいし何より経験値になることは分かっていました。
変な前置きはここまでで、以降はRTAも絡めて記載していきましょう。
きっかけはサガシリーズ
ニコニコ生放送内のコミュニティである「サガ総合コミュニティ」で2010年11月13日・14日(8年以上前!)に開催された「ロマサガシリーズRTA駅伝対決」という企画があり、ニコニコ動画でミンサガ(ロマンシングサガ ミンストレルソング)の縛りプレイ動画を投稿していた方が生放送でこの企画に出るということで、RTAという遊び方を知ることになりました。
元々ミンサガは発売当初からプレイしており、青の剣と呼ばれる超レアアイテムを取ったりなど、自分にとって大好きなゲームです。通常プレイでは30~50時間かけてキャラを鍛えて強敵に挑むという至極真っ当な範疇で遊んでいましたが、そこにRTAという全く新しい遊び方を知り、完全に魅了されてしまいました。
それまでRPG作品は何十時間かけてクリアするのが当たり前だったわけで、それをほんの数時間でクリアしてしまうことに驚きました。調べたらDQやFFなど他のRPGでも数時間内にクリア出来てしまうらしい。「一体どうやってクリアしてるんだ?あのボスなんか相当鍛えないと無理だろ?」などRTAを初めて見る人が抱くであろう感想を例外なく僕も感じました。
駅伝は夜21時くらいからだったかな?深夜にかけて行われて、ロマサガ1の覇王色、ロマサガ2の状況再現、ロマサガ3の分身剣・・・とこれまでの自分の常識をひっくり返す戦略で次々とクリアしていく様を食い入るように見てたのを覚えています。
こんな面白い遊び方があるならやるしかないじゃないか!
ロマサガ駅伝終了後すぐさまAmazonで配信に必要な機材を買い漁り、コミュニティを作成(開設日が2010年11月22日らしい)し、RTAを始めることになりました。
そんなわけでRTAはミンサガから始め、サガフロ、サガフロ2、アンサガ・・・とサガシリーズを次々とやっていき、コミュ2周年になる頃には魔界塔士サガ~ミンサガまでの10作品を通しでやるなんてこともやりました。
他にも興味を持ったものはどんどん始めていき、ライブアライブ、ルドラの秘宝、FF10-2、帽子世界、ヴァルキリープロファイル、FFUSAなどRPGを中心にタイムを計って遊んでいます。
また、主に「サガ総合コミュニティ」にてオンラインイベントを開催しており、「SaGa 1 Grand Prix」「サガシリーズハード選抜駅伝対決 -閃-」「ごちゃまぜRTAタイマン対決」「ロマサガ2・3RTA大会」「箱1グランプリ」など、既存の形に捉われずにいろいろな形式でイベントを開催させていただきました。
(余談:初めて開催した「SaGa 1 Grand Prix」では現在RTA in JAPANの主催であるもかさんも走者として出場していただきました。実はもう6年くらいの付き合いなんですね。)
併せてイベントを開催するにあたり、動画作成を行うようになり、「第8回身内メンツでDQRTAリレー」から昨年の11回、今年の「DQ往復駅伝」までオープニング動画を作成させていただきました。
そして昨年末に行われたRTA in JAPAN 3でも会場受付として参加し、オフラインイベントの雰囲気を味わうことが出来、そして自分でもオフラインイベントをやってみようということで、SapporoOfflineSpeedrunが開催されたわけです。
走者としてプレイする他にも、イベント主催、裏方などでRTAに関わることが出来たので、いろんな目線で関わらせていただけたのは貴重な体験だと思います。
他界隈との交流を避けていた
ご存知の通りニコニコ生放送では、視聴者が自由にコメントを打つことができ、配信者とのコミュニケーションを行うことが出来ます。
当時はニコニコ生放送がRTAにとって最大の媒体であり、小さなコミュニティでもある程度のコメントが付きました。人気生主になればなるほどコメントの量も増え、全てに対して反応するのは難しいだろうなと思っていました。
僕はあまり喋りに自信がある方ではないので、コメントを頂いても即座に反応できず、スルーしてしまうことが多くあります。というかRTAに集中しているとコメントを見る余裕がなく、そのまま流れてしまうわけですね。
やっぱりコメントする側にとっては、生主に反応してもらえると単純に嬉しいし、面白い反応を期待してしまう心情が働きます。また、コメントする側の母数が増えると、どうしても「荒らし」と呼ばれる人間も増えます。
人気タイトルだと見に来る人も多いし、コメントも多くなるわけで、すべてのコメントに反応するのは困難だし、荒らしへの対処も面倒だ。そんな判断で本当は興味があったのですが、DQやFFといったビッグタイトルは避けることとしました。
FF10-2のRTAやり始めたときも検索ワード「FF」を含まないように、「65296-2」というタイトルで始めたくらいです。「これ何?」って聞かれても「16進数に直して」と答えるだけで良かったしね。同様の理由でRTAタグを付けなかったりとあまり人目につかないような、とにかく分かりやすいタイトル・説明文は記載せずにできる限り粛々とやってきました。
上手く立ち回れる人なら問題ないとは思うのですが、なんせ発達障害マンの僕には難しかった。衝動性があるのですぐに反応は出来るのですが、クソとかウンコとか無能丸出しの言葉しか出ないので、少し考えてから喋るようにしています。しかしながら考える時間が長いので、リアルタイムの放送では数分前の話題に反応することになってしまう。普段の会話でも、考えている最中に別の話題となってしまい、結果何も言えないという状態になってしまうことがよくあります。
かといって誰かに見せたいが為に放送しているのであって、全然人が来てほしくないわけでもないので、コメントの対応が追いつける程度のバランスで立ち回っていましたね。
そうして数年間やってきたのですが、ニコニコ動画自体の衰退とともに人が減っていき、放送枠を取っても誰一人からもコメントされない時期が続きました。そうなると当然面白くないので、何か手を打たないとと思ってたときに、何となく見た「身内6作DQリレー」の告知放送でスタッフ募集があり、RTA自体は走れないけど何かやってみようかということで、そこで初めてサガ以外の界隈への交流をしていくことになります。いきなりOP動画を任されたのは驚きましたがw
実際に関わってみるといろんな考えを持つ人がいるけど基本はみんな良い人だなと感じ、どんどん関わってみるのも悪くないなと思い、ずうずうしくも他の界隈に少しずつ関わることになりました。
おそらくこれまでいろんな方に迷惑をかけてしまっただろうし、考えてることが分からない・怖いという印象を与えてしまっているかもしれません。そんな中でも今でも交流してくれるニコ生サガ界隈の方々には本当に感謝しかありません。
オフラインイベントを経て
そうしてずうずうしくもRTA in Japanのスタッフに参加し、ずうずうしくもSapporoOfflineSpeedrunのために片っ端から声をかけて実現したわけですが、要するに僕はワガママな人間なんだなと思いました。
ただ自分がこうしたい、楽しみたい、だからこれをやる!ダメそうならじゃあこうやる!あっちはああだからこっちはこうやる!という感じで、ADHDの習性をうまく活用した事例だと言えるのではないだろうか。
最近はRTA関連の企画内容がどんどん思いつき、次に関わるイベントも楽しいものになりそうで割と楽しく過ごせていますね。
もちろん症状でいろいろと悩むこともあるのですが、悩んでるだけの時間がもったいないと思うようになりました。悩む暇があったら何でも良いから手を出してみよう。ゲームは勿論のこと、映画や本、Youtubeの動画など、今やいろんなコンテンツに手を出せる状況にあるので、興味が向いたものに片っ端から手をつけています。一見無駄だと思うことでも、どうでもいいと思った知識が何かに役立つことは良くあることなので、あまりそこは気にしてません。どこかで取り入れた知識が次のRTAイベントに役立つかもしれないよ?
そんなわけでこれからもワガママに生きていこうと思います。もちろん誰かに迷惑をかけるし嫌な気持ちにさせることもあるでしょう。出来る限り気を付けようとは思ってますが、だってしょうがないじゃないか。障害持ってるって言われちゃあさ。変な言い回しだけど、理解してくれる人だけ理解してくれれば良いです。
この文章書くのに10日くらい掛かったぞ!相変わらず文章下手クソマン全快でお送りいたしました。もしここまで読んでくださった方、ありがとう。